2024年02月20日
早いもので、2月も半分を過ぎました。
今日、2月20日(火)の1時間目は、全体で行う就労プログラム学習の最後となる「障害年金について」の学習を行いました。
講師として、障害年金支援テラスの 加藤 聡 様をお招きして、障害年金について教えていただきました。
年金には、老齢年金、障害年金、遺族年金がありますが、今日はこの中で障害年金の仕組みや申請に関する詳しいお話を聞くことができました。
障害年金を受給できる対象者は全国で936万人いるそうですが、実際に受給していらっしゃる方は4分の1の220万人ぐらいだそうです。少ない理由は、制度が複雑に感じたり、申請するのに手間がかかったりすることで、あきらめてしまう人も多いと聞きました。
でも、せっかく公的な支援が得られるのであれば、活用した方が生活や心の安定もはかれるのでぜひ、仕組みを使って利用されるとよいと思います。
申請するには、各種の書類をそろえることが必要になりますが、発達障害等でも、障害年金支給の審査の対象となる場合もあるのでよく調べてみることが大切です。
有料になりますが、障害年金支援テラス様のように、申請手続きの代行をされている機関もありますので、関心のある方はご相談されるとよいと思います。
2024年02月16日
2月16日(金)の1時間目は、先週に続いて就労プログラム学習の3回目です。
今日のテーマは、「働く人が身につけるとよいマナー」です。
大きく6つのマナーについて学びました。
〇挨拶 〇身だしなみ 〇言葉遣い
〇報連相 〇電話・メール対応 〇訪問
です。
会社から社用で外出する際は「何と言えばいい?」のでしょう・・・
この問いかけに、みんなは「???・・・」「行ってきます?・・・」などと悩んでいましたがの講義を聞いて「〇〇に行ってまいります」と言えばよいことに気づきました。
一人一人、さきほどの6つのマナーが必要な場面において大切なことを、お話を聞きながらワークシートに書き込んでいきました。
マナーは急に身につくものでは、なく普段から意識して使えることが大事なので今の自分にできることは何かを考えて、ワークシートに記入してこれから意識していきたいことを一人一人が明確にして今日の学びのまとめとしました。
2024年02月09日
今日2月9日の1時間目は、就労プログラム(2)を行いました。
今回は、「労働条件について」学びました。
労働条件とは、事業主と求職者との間で「どのような条件のもとで働くか」という取り決めです。
具体的には、
(1)契約期間 (2)就業の場所 (3)業務内容 (4)始終業時刻 (5)休日・休暇 (6)賃金 (7)退職に関して
などになります。
このうち、気になるのは賃金でしょうか・・・。
最低賃金は全国平均で、1004円(時給)だそうです。
岐阜県の最低賃金の平均は950円とのことです。
労働条件を取り決める際には、賃金が低すぎないか確認する必要がありますね。
このほか、休憩時間や年次有給休暇についても、労働基準法をもとに決まっていることを学んでいきました。また、退職する際の手続きやマナーについても学習しました。
アルバイトを辞める場合にも、後輩につながるようにしていくことが大切であることも学びました。
最後に、実際自分で労働条件についてプリントに、書き込んで、働く際の条件をそれぞれで考えて記入していきました。
「祭日は、休みの方がいいよね」なんて声も聞こえてきましたが、就職する際によく確認することが大切なことを学んだ1時間でした。
2024年02月06日
2月6日(火)1時間目は、シリーズ「就労プログラム学習」の第1回目が行われました。
この学習の意図は、卒業を目前に控えた3年生が、新しい世界に飛び出す前の心構えとして、これだけは知っておかないといけないだろう、あるいは、それだけ知っておくと多少は自信が持てる、と思われる知識や知恵などを広げ・深めるための実践講座です。
第1回目のテーマは「税金・保険料」でした。
労働というものを単に「生活のため」という視点からだけでなく、実際の給料明細に記載された国民の義務としての様々な「税金」や「保険料」について、どんな税や保険であるのかを、みんなで確認していきました。
講座の後半では、そういった制度の下、非正規で働くよりも正社員として働く方が、いかに手厚く保護されるかということを学びました。
対象は3年生と言うことでしたが、多くの1・2年生も主体的に講座に参加しました。
終末では、学院の先生方が、どういう考えや思いで現在の職に就いているのかを、真剣に語ってくれました。
その話を受けて生徒が書いた「あなたは何のために働きますか?」の問いに対する回答を紹介します。
・親に迷惑をかけないよう自立するために働く
・自分の夢である「世界一周」を実現するため
・社会の一員として認めてもらうために働く
・自分のやりたいと思うことを我慢しなくてもいいようにお金を稼ぐため
・誰かの役に立てるよう、喜んでもらえるような仕事がしたい
次の就労プログラムは、2月9日(金)です。
2024年01月31日
1月30日(火)の昼休み、小学習室において、「自動車運転免許学科チャレンジ」の第1回目が開催されました。
学院では、就労に向けた資格の修得を推奨しており、その一環として、現在多くの3年生が自動車学校に通っています。そして、そのうちの少なからぬ生徒が、学科試験に苦しんでいるという実態があります。
その状況に鑑み、立ち上がったのが、3年生のA君でした。彼は、得意のICT技能を駆使し、グーグルのフリーソフトを応用して、自動車学校の教本にある問題を、クイズ形式で次々と表示し、手元のボタンで解答すると、「正解」、「不正解」を瞬時に判断してくれるシステムを構築してくれました。
上の写真は、教本にある問題をシステムに打ち込むA君の様子です。
こうして昼休みの時間を活用し、仲間と一緒に楽しく学科の学習ができるって素敵なことだと思います。この取り組みが、うまく軌道に乗れば、4月新年度には、チャレンジ講座のコースの一つに加えようと思っています。
A君、本当に有意義な提案、ありがとう。
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