2025年07月14日
7月11日(金)10:30~11:20 職業講話特別編として3学年を対象に、社会保険労務士の土屋昭代様を講師にお招きし、「知っておきたい 働くときのルールや社会保険制度」についてお話していただきました。
今日のこの講座は、就労してしばらくして、「思ってたのと違う」ということにストレスを感じ、退職にまで至ってしまうケースの根源にある「本人と仕事のミスマッチ」を少しでも減らしたいという本学院の就労担当と社会保険労務士さんの願いが一致したことにより実現しました。
この講座では、一方的な講義にならないよう、視聴者参加型のクイズ形式で進められました。例えば、Q1 「最初の1週間は、見て仕事を覚えるだけだから、時給は900円だよ。」と言われました。これっていいの?とか、Q2 「クリスマスシーズンは、忙しいので残業してほしい。」と言われました。残業すると割り増しした賃金をもらえるか?などいった具合です。
Q1 の答えは、×ですが、生徒の正答率は、100%でした。逆に、Q2 の答えは〇ですが、生徒の正答率は、10%にとどまっており、「意外に知らないのだな」という認識を新たにしました。
このような形で、就労前に知っておくべき、ルールや制度について〇×クイズを解きながら、学んでいきました。
中には、「アルバイトでも、半年以上続ければ、年次有給休暇が取れる」という説明を聞いて「えーっ!!」と驚きの声が上がる場面もありました。
9月の採用選考解禁を前にしたこの時期に、3年生にとっては、とても有意義な講話となりました。公私ともにお忙しい中、また、容赦ない日差しが照り付ける猛暑日の中、わざわざ学院に出向いて講話してくださった土屋様はじめ社会労務士の皆様、本日は誠にありがとうございました。
今日、土屋様からいただいた資料を基に、ご家庭でも労務環境に関することを話題にしていただければ幸甚です。