2025年06月13日
6月13日(金)10:10~大学習室において、6月14日(土)・15日(日)の両日、石川県小松市で行われる第24回 全国障害者スポーツ大会北信越・東海ブロック予選会 サッカー競技の部に岐阜県代表(フル代表)として本学院より出場するSさんの壮行会を実施しました。
この予選会を勝ち抜き北信越・東海ブロック1位になると、来る10月25日(土)~27日(月)滋賀県守山市野洲川歴史公園サッカー場で開催される全国大会への出場が決まります。
はじめに、生徒を代表してサッカー部マネージャーのWさんから
「いつもコーチたちのように、冷静で上手なプレーを見せてくれるS先輩なら、きっとゴールを決め、全国大会への切符をつかみ取ってくれると信じています。心から応援しています!!」
と、激励の言葉が贈られました。
それに応えて、S選手は、
「今日は、僕のために壮行会を開催してくださり、ありがとうございました。…明日は、人生で初めての大きな大会に出場してきます。自分がこのような舞台に立てるのも、令和さくらに入学し、サッカーと出会わせてもらったおかげだと思っています。
…学院長、ボンボネーラの皆さんはじめ、これまでお世話になった多くの方々の思いに応えられるよう、明日は全力で戦ってきます。」
と力強く決意の言葉を述べました。
次に、全員で声高らかにS選手の応援チャントを謳い上げました。
———ゴ~ル(拍)(拍)(拍)、セ~ラ(拍)(拍)(拍)、全国(拍)(拍)(拍)、
決めろ!(拍)(拍)(拍)———
そして、会の締めは…S選手の伴奏で、校歌斉唱♬
今日の校歌は、「本番で上がらないためのメンタルトレーニング」と称して、事前の練習なし、ぶっつけ本番で伴奏をお願いしましたが、このハードルを無難に越えて演奏することができました。(明日も、上がらずに、いつも通りのプレーができそうな予感!)
彼の伴奏で校歌を唱和することを通して、会場全体のS選手を応援する気持ちが一つまとまり、昇華したような空気感が生まれました。
今日の試合も、正確なロングパスと素早いプレイスバックで、中盤の王様としてフィールドに君臨したS選手。明日・明後日もこの調子でお願いします。
県の代表として戦うあなたは学院の誇りであり、学院に勇気を与える存在です。勝っても負けても自分らしいプレーを表現することに一点集中してください。
その結果として、月曜日、学院に吉報がもたらされれば、もちろん、それはそれは、最高ですが……
2025年05月16日
5月15日(木)13:00~14:30 第1回 企業見学として、2,3年生を対象に、岐阜県が日本に誇るスーパーマーケット「バーローホールディングスさん」に行ってきました。
先ず見せていただいたのは、畜産プロセスセンターで、食肉をパック詰めする工場で働く人の様子を高い場所から見せていただきました。
このセンター内では、新鮮なお肉をおいしくしかも安全にスーパーに届けるために、効率よくパック詰めする工夫が随所にありました。多い日には、この可児センターだけでも7万5千パックものお肉が加工され、各スーパーの店頭に並ぶそうです。
(企業秘密の為、センター内の写真にはモザイク処理がされています。)
次に訪れた青果センターでは、バックヤードを見せていただきました。この倉庫には、2億円分の果物や野菜が出荷を待ってうず高く積まれています。
こんな高いところまで届く特注のフォークリフトを運転する人って「すごいなーあ」と思わず見上げてしまいます。(地震が起きたら大丈夫かな?)
また、ガラスの向こう側のセンター内では、出荷のための作業が行われていました。眼下では、取れたてのミニトマトが200gずつ取り分けられ、パック詰めされています。ここでパック詰めされたミニトマトが翌日の朝には物流センターを出て、遠くは大阪のバローに並ぶことを考えると、何となくロマンを感じながら作業に見とれてしまいました。
見学の最後は、生花コーナーを見せていただきました。指示書に従い、花を整え、機械を使って花束を作るという一連の作業を目の前で見せていただきました。バローで売られている花束がこのような大変な作業を経て店頭に並んでいることに驚きました。
一連の見学のまとめとして人材開発センター「嫩葉舎」でまとめを行いました。
その中で一番気になったのが、年間8500億円以上を売り上げる大企業バローホールディングスさんが一体どんな人材を求めているのかということです。
それが次の4点でした。
(1)遅刻・欠勤をしない人、(2)教えた作業が一人でできる人、(3)わからないことは自分で聞ける人、(4)働きたい気持ちのある人
学院からバローさんに就職できる人は何人いるかな?
最後に代表生徒の感想を紹介します。
・説明を聞いて働き甲斐ある会社だと感じたし、人間関係が穏やかなのがいいと思いました。
・説明してくださった市川さんを含めたバローの皆さんがとても話しやすく、もしも働くことになったら人間関係で心配することはなさそうです。
・大きな会社なので管理が行き届いていて、工場がとてもきれいだと感じました。自分の住む街にはバローグループのお店がなく、よく利用するわけではありませんが、今度利用する機会があったら、このような工程があってお店に来ているのかを考えながら買い物をしてみたいです。
市川様、服部様はじめバローホールディングの皆様、本日はお忙しい中ありがとうございました。
2025年04月02日
3月30日(日)9:00~12:00 土岐市総合活動センターサッカー場で行われた岐阜県知的障がい者サッカー連盟主催の「U-18県選抜練習会」に、当学院サッカー部新3年のS君が参加してきました。
同競技における岐阜県のレベルは高く、つい先日行われたフル代表の全国大会では、岐阜県選抜は全国3位を獲得するほどです。
S君もよりレベルの高いサッカーを目指したいと、今回の練習会に参加しました。
中学校時代の同級生が2名いたということで、比較的早くメンバーに打ち解け、伸び伸び練習に取り組み、普段通りの力を発揮することができたようです。
ゲームでは、右ウイングでフル出場し、シュートも放つことができました。(惜しくもシュートはポストを叩き、ゴールとはなりませんでしたが…。)
練習後、県選抜の鈴木悠史総監督さんからは
「練習参加、ありがとうございました。十分やってけれるレベルですので、本人に連絡先聞いて今後も参加し、大会メンバー入り目指してほしいと伝えました。」という光栄なるコメントもいただきました。
Sさんは来週以降も大会メンバー目指して練習に参加する予定です。
直近のセレクションは、4月20日(日)島西グラウンドで行われる予定です。
県選抜目指して頑張れ、Sさん!!
2025年03月11日
3月11日(火)10:30~11:20 小学習室において株式会社 ファミリー代表取締役 吉田正様を講師にお招きし、第1学年対象に「幸せの法則」と題した職業講話を実施しました。
ファミリーさんは、車の販売台数や車検整備数、売上高のどれをとっても、岐阜県における中古車販売業界においてNo.1を誇る会社です。25歳で父親から会社を引き継ぎ、20年でここまで会社を大きく成長させた敏腕社長さんの言葉には、平易な言い回しですが、一つ一つに重みがあり、心に届きます。
「仕事とは、単なる作業とは違う。作業に心や愛を込めることで初めて仕事になる。現代はロボットの時代だが、ロボットに作業はできても、仕事はできない。」
「仕事には、ほっとする温もりや絆が込められているから、お客様から『ありがとう』が返ってくる。その瞬間に誰かの役に立てたという喜びを感じるわけだが、その喜びを感じられる能力を与えられたのは人間だけである。」
「今の自分は過去の選択の結果。未来の自分は、これからの選択の結果。」等々…
どの生徒も、食い入るように吉田社長さんの目を見、一言も聞き漏らすまいと必死にメモを取りながら、また、社長さんの一語一語を噛みしめるように頷きながら、50分間の講話を最後まで聞くことができました。
結論として吉田社長さんが私たちに示してくれた「幸せになるための条件」は、たったの3つ!!
しかも、その3つ条件は、どれもが分かりやすい言葉でくくられていて、「よし、明日から実行してみよう」と、私たちの背中を押してくれるものばかりです。
講話後の生徒の感想から…
・今の自分は、昔の自分が選んだことの結果だから、道を選ぶということは、安全な道を歩むこと
ではないんだぞ、ということがわかりました。
・今日の講話は、とても心に響きました。特に、これからはマイナス思考でもいいからプラス発想
で前向きに生きようと思ったし、困っている人のためになることをしたいと思いました。
今日の講話がきっかけになり、「夢に向かって、前向きに、困難に立ち向かっていく」そんな生徒が増えることを願いつつ、筆を置きます。
吉田社長さん、ご多用にもかかわらず、楽しくてためになるご講話いただき、本当にありがとうございました。
2025年03月05日
3月4日(火)13:00~今渡地区センターホールにおいて 可児市文化創造センター館長 篭橋義朗様、可児ロータリークラブ会長 亀井和彦様、岐阜県議会議員 今井政嘉様はじめ多数のご来賓をお招きし、令和6年度令和さくら高等学院 卒業証書授与式が挙行されました。
会の冒頭、野田学院長より本年度卒業の22名の生徒一人一人に卒業証書が手渡され、3年間におよぶ高校の全課程が修了したことが証されました。
次に、式辞に立った学院長は、「目の前には希望に満ちた大空が広がっています。人と比べて焦ったりせず、腐ったりせず、どうすれば目の前の人を笑顔にできるのかだけを考え、自らの翼を信じ、精一杯の力を込めて、目の前に広がる次の大空を飛び続けてください。」と卒業生への声援を贈りました。
式辞の中では、職員合唱が行われ、いきものがかりの「YELL」を教職員全員で歌うことで、22名の巣立ちを後押しする気持ちを伝えました。
…サヨナラは悲しい 言葉じゃない それぞれの夢へと 僕らをつなぐ YELL 共に過ごした日々を 胸に抱いて 飛び立つよ 一人で 次の空へ…
続いて、来賓の篭橋様、今井様から来賓を代表してお祝いの言葉をいただき、社会へ出ることへの心構えや勇気をもつヒントとすることができました。
話を聴く卒業生の神妙な面持ちから、22名の各々が、それら言葉の一語一語を嚙み締め、心に刻んでいることが見て取れました。
その後、本校の日野校長より、アルバイトと勉学を両立しながら英検準2級にチャレンジし、見事合格した努力等に対して贈られた「校長賞」がKさんに授与され、株式会社 サーバント様より卒業生全員に令和さくらのロゴの入ったペンとマグカップが卒業記念品として贈呈されました。
そして、お別れを前にして在校生代表のEさんから、「先輩たちの導きがあって、楽しい学院生活を送ることができました。卒業後の次のステージでもご活躍されることをお祈ります。」とお別れの言葉が贈られました。
それに答えて、先日の卒業ライブでリーダーを務めたOさんが卒業生を代表して「皆さんと一緒に体験した海洋研修やスクーリング、卒業ライブの楽しかった思い出を胸に僕たちは旅立ちます。この伝統が受け継がれ、令和さくら高等学院がますます発展していくことを願っています。」と後輩への熱いYELLが語られ、感動のうちに式は幕を閉じました。
今日巣立っていった22名の皆さんのさらなる活躍を祈念します。卒業おめでとう!!