2025年05月02日
5月2日(金)10:30~11:20、大型連休のはざま時間を利用して、職業講話を実施しました。
今回は、ハローワーク多治見の雇用指導官 坂井能子様を講師にお招きし、「今知っておきたい就職のこと」と題して、就職活動をしていく上で知っておくべき事柄についてお話していただきました。対象は3年生生徒でしたが、保護者の方も4名が参加されました。
講話の内容は、例えば、就労系障害福祉サービスの種類であるとか、就労に際して自らの障がいを会社側に公開するか否かを決めるためのポイントであるとか、高卒求人のロードマップであるとか、7月1日に解禁となる求人票の見方であるとか…。
どの生徒も、お役立ち情報を一言も聞き漏らすまいと、配布された資料と首っ引きで先生の話に耳を傾けていました。
その中でも、特に印象深かったのは、高卒求人の有効求人倍率は4.11倍と高く、職に就くには過去最高の広き門なのですが、いっぽうで1年以内にリタイアしてしまう人の割合が20~25%に上ることから「職に就くことよりも続けることが課題だ」という話でした。企業の求める人材と応募してくる高校生の間にミスマッチが起きているのです。
そのミスマッチを防ぐのに大切なのは、7月1日に解禁になる求人票から情報を正しく読み取り、自分に合った仕事を探し出し、そこから応募前見学を行い、さらに体験実習を行った上で、応募するという段階を踏まえることだそうです。
つまり、就労のことはまだまだ先…ではなく、すぐ目と鼻の先の2カ月後から始まるのです。今日の講話は、そのための「今知っておきたい…」なのです。
今日いただいた資料には、これ以外にも知っておくべき情報満載です。6月の三者懇談を前に、そして、大型連休後半のゆとり時間を活用しながら、ぜひ家族の方々と話題にしてください。
坂井様、本日は誠にありがとうございました。今後ともよろしくお願いします。
2025年02月28日
卒業まであと3日に迫った2月28日(金)終礼の時間、3年生のJさんの許に届いた採用内定通知を伝達しました。
Jさんは自宅から通いやすい職場ということで、多治見の成田板金さんへの就労を目指し、1週間の職場体験と面接試験を経て、今回の採用内定を勝ち取りました。
4月から社会人となるに当たって頑張りたいことを聞かれ「休まず毎日、出勤します。」と居合わせた同級生や在校生に向かって、高らかに宣言すると、大きな拍手喝さいが起こりました。
2025年02月19日
2月18日(火)10:30~11:20 ハローワーク多治見の雇用指導官 牧野敦生 様を講師にお招きして現2年生を対象に「仕事を探す上で大切なこと」というテーマで職業講話を行いました。
現2年生は、いよいよ4月からは最高学年となり、学校に求人票の届く7月には、本格的な就職戦線突入となります。令和さくらでは、就活戦線へのイメージを1日でも早く持つことをねらいとして、就職戦線突入4カ月前のこの時期に、2年生対象の職業講話を毎年行ってきました。
今日の講話は、(1) 働くことの目的と意義、(2) 就職に向けて在学中にやっておくとよいこと、(3)ハローワークはどんな役割を担う事業所か、(4)働く前の基礎知識、の4つについてのお話でした。
その中で特に心に残った話は、就労前の準備として、学校の授業と環境をフルに活用して、仕事に必要となる知識やコミュニケーションや情報処理などの能力、規則正しい生活や言葉遣いあるいは体力といった資質などをしっかりと身に付け伸ばしていくことが大切だ、ということです。
さあ、明日から始めよう!、就労に向けた準備を!!
(追記)尚、この講話の第2弾「福祉的就労について」は、来年度5月2日(金)10:10~11:20 小学習室で新3年生生徒及び保護者対象で行われます。内容は、「就労の仕方にどのような種類があるのかについて解説」になります。ご承知おきください。
2024年11月11日
11月5日(月)~11月8日(金)8:30~17:45、3年生のHさんが、家から歩いて通える職場ということで、多治見市小泉町にある成田板金さんで職場体験にチャレンジしました。
この体験では、実際の勤務により近い状況を体験するために、弁当持参で4日間、毎日徒歩で通勤しました。写真は、先輩の尾関さんを手伝って、塗装前の養生用のビニールを車に取り付ける作業をしているところです。
1日、1日と日が経つにつれて、手慣れたもので、器用に養生テープを貼れるようになりました。
そして最終日には、スポット溶接や電動やすりを用いたバリ取り(余分な金属部分の削り取り作業)まで、やらせていただけるようになりました。
先輩の尾関さんからは、「Hさんは手先が器用で、教えられた作業もすぐにマスターできましたし、何よりよく気が付き、何も言われなくても、自分から進んで手伝いができる点が素晴らしいですね。」と高い評価をいただきました。
この4日間の職場体験が、3月の就労へと、つながっていくといいですね。
成田板金の社長さんはじめ会社の皆さん、4日間の長きにわたって、職場体験を受け入れていただき、誠にありがとうございました。
2024年05月23日
5月23日(木)10:30~小学習室においてハローワーク多治見の雇用指導官の牧野敦生様を講師にお招きし、3年生を対象に「福祉的就労と一般就労の違い」というテーマで講話していただきました。
昨年度の高卒求人の就職戦線の状況は、就職内定率99.8%、2024年3月の有効求人倍率は4.11倍と、数字だけ見ると、過去最高の広き門となっています。
いっぽうで、せっかく就職しても3年以内に退職してしまう離職率も37%とと高く、就労に関する課題は、就職率ではなく定着率にあることが見え隠れしている状況です。
今日の講話で、一般就労の他に、就労継続支援A型、就労継続支援B型、就労移行支援事業所など様々な形の就労系障害福祉サービスがあることや、障がいについて会社に伝えるか伝えないのかのメリット、デメリットについて聞くことができたのは、「会社が求める働き方に自分に合わない」といったミスマッチを無くす上で、大変有意義であると感じました。
限られた時間の中で、かなり多くの情報をいただきましたので、消化不良の部分もあるかもしれません。今日頂いた資料を、ご家族ともども、よく読み返していただけるとよいかと思います。
6月の三者懇談でまたお話を伺います。