2024年10月04日
10月3日(木)13:40~キャンタル可児の山崎さんから、最近、明蓬館高校が取り組み始めた「地域活性化メタバースプロジェクト」についての説明がありました。
このプロジェクトは、マインクラフトの機能を活用し、デザイン班や映像班、音楽班といった役割を分担しながら作成したメタバース呼び水として、現実の地域のイベントに人を呼び込むことをねらいとした取り組みです。
作成したメタバースは、グループマイプロの作品として認められるため、この取り組みを通した単位取得も可能です。
上の写真は、土岐おりべ高等学院の生徒が作成したメタバース上の岐阜市柳ケ瀬商店街です。マインクラフトに興味のある人は、是非とも、このプロジェクトに参加してみてはいかがでしょうか?
2024年10月02日
10月2日(水)10:30~12:00 放課後等デイサ-ビスの活動の一環である企業見学で可児市姫ケ丘にある「共栄鋼材」さんに行ってきました。
社屋の入り口で「ようこそ共栄鋼材へ」というウエルカムボードに、まず驚かされると同時に心がほっこりしました。
さらに、説明会場となる2階会議室に案内されると「鉄の会社」のイメージからは想像できないほどの曲線を基調とした、木の温もりを感じさせる斬新なデザインの会議室が視界に飛び込んできて度肝を抜かれました。
実は、この会議室は、共栄鋼材さんがコラボしているパーシモンヒルズ・アーキテクツという有名な建築事務所の手掛けたデザインなのだそうです。
はじめに、あいさつに立たれた松本英之社長さんが、「誰と働くかによって仕事は全く違ってきます。だから、私は、人を大切にし、『チーム共栄』という考え方を大切にし、会社を運営しています。今日の見学が、みなさんが社会に出る手掛かりになれば幸いです。」と会社の経営理念について話されました。
続いて、田口将大係長さんから、図版満載の分かりやすいパワーポイントで、時折クイズも織り込まれた、楽しくてためになる会社説明を聴かせていただきました。
その説明の中でも特に
(1) 地球の重さの30%は鉄である
(2) 日本の鉄の生産量は世界3位で年間1億トン
(3) 共栄鋼材の仕事は車の部品になる鉄を切る会社である
(4) 共栄鋼材は、日本で一番分厚い(16mm)鉄が切れるニッチな会社である
(5) 鉄を切るのは難しいから一人で切れない。だからチームワークを大切にしている
という5点の説明が心に残りました。
その後、工場内を見学させていただきました。工場の入り口付近には、高炉メーカーで作られ、丸められた自分たちの背丈ほどもある鋼板が、所狭しと並んでいました。天井にはその鋼板を運ぶための巨大なクレーンが取り付けられています。
広い工場内には、アンコイラー、セパレーター、コイラー、チョッパーといった初めて見る機械が並んでいて、それらをすぐ近くで見ながら案内の方に説明していただきました。また、よく見ると制御盤のところには指示書が置かれ、どのように加工するかが書き込まれています。その指示に従って精密にフリッター加工やレベラー加工が行われているそうです。
後から気が付いたことですが、私たちの安全に配慮するとともに、機械を近くでみられるようにと、工場内のラインがすべて停めてありました。本当にありがたいことです。
工場見学を終え、会議室に戻って質疑応答を行いました。
仕事のやりがいという質問に対しては、「直接お客様の顔を見ることはできないのですが、『難しい加工を短い納期で』というお客様の要望通りの仕事を頑張ってやりきった後、先方の喜んだ様子を営業の仲間から聞いたときは、やはり嬉しいですね。」という答えをいただきました。
「この会社の求める人物像」という問いに対しては、社長さん自ら「人のことを思いやれる人です。『チーム共栄』を大切にしている会社ですから、仲間が困っている時に、その困り感を共有し、一緒になって悩める人物です。」と答えていただきました。
全ての日程を終えた後、みんなで記念撮影を行いました。
「鉄」というと無機質で冷たいイメージですが、共栄鋼材さんは、この記念写真から伝わってくる空気感そのままの、アットホームで温かみのある素敵な会社だということが分かりました。
また、松本社長さんをはじめ製造部、営業部、事務などあらゆる部署から、かなりの人数で案内していただけたことからは「チーム共栄」ということを実感することができました。
本日は、お忙しい中、飲料はじめ様々な配慮いただきながらの見学の受け入れ、誠にありがとうございました。
※この見学を契機として「チーム共栄」に仲間入りさせてもらえるよう「思いやりのある人」が、この学院から育っていくことを願いつつ、このブログをしたためました。
2024年09月13日
9月13日(金)10:00~11:30 手をつなぐ育成会の皆様による施設見学が行われました。
はじめに小学習室で学校説明を行った後、可児本校の施設と生徒の学習ぶりを見学していただきました。学習ぶりでは、一人一人の生徒が思い思いの場所とスタイルで、生き生きと学んでいる様子が印象的だったようです。
また、ソフト面では、「居場所ボード」や「学習板」といった令和さくら独自の学びのシステムに多くの見学者の方が興味を示されていました。
本校見学の後は、送迎車で移動し、美濃加茂学習センター及び可茂自悠学舎の見学を行いました。
可児本校とは違って、閑静な雰囲気の中で学習が進められている点に、参観者一同、驚かれたようです。夏休み、この場所で、小中学生を対象とした学習支援が行われていたことをアナウンスしたところ「もっと早く知っていれば参加させたのに…」という声があがったのは、ちょっとしたサプライズでした。
美濃加茂学習センター見学の最後に、東海初の施設「スヌーズレンルーム」の見学もしていただきました。「私たちの子どもの頃にあれば良かったのに」という嘆息が上がったので「大人の方のストレス軽減にも効果があります。事前に予約して下されば、体験できますよ。」と返すと「体験したい!!」と言う複数の声が上がりました。
本校に戻り、閉めの全体会を終えた後、希望された方をお連れし、カフェも体験していただいて、全体の日程を終了しました。
暑い中の見学お疲れ様でした。今日の見学で感じられた率直な感想を、何かの機会にお伝えいただければ幸甚です。
2024年08月21日
8月21日(水)10:30~12:00 放課後等デイサービスの活動の一環として、村の木清福会が運営する可児市広見にある「ひろみ保育園」と可児市塩にある「はぐみの森保育園」の職場見学に行ってきました。
今日は、そのうち「はぐみの森保育園」からレポートします。
まず、はじめに林事務長さんと小野主任さんから、保育士の仕事についてのガイダンスをお伺いしました。
保育士になるためには、高校卒業後に専門学校へ進むか、短大あるいは4年制大学へ進むか、それ以外にも通信教育によって保育士の資格をとることが必要だそうです。
保育士の仕事の適性として、何よりも、子どもの大切な命を預かる仕事なので、子どもと関りながら、仲間と協力しながら、安心・安全に配慮できる人がこの仕事にふさわしいということだそうです。
また、この仕事のやりがいは、苦労した分、それがそのまま子どもの成長として返ってくることで、保護者の方から「この1年で随分多くのことができるようになりました。先生、ありがとうございました。」と感謝の言葉を聞いた瞬間、苦労したことはすべて忘れてしまえるそうです。
ですから、「この仕事の苦労は?」という問いに対する答えは「ありません」ということでした。
この保育園の昼食には、園内の調理室で調理されたオーガニック給食が提供されています。オーガニック給食の意図は、無農薬の食材を使った給食を提供することで、子ども達の健やかな成長を食からも支えることにあるそうです。
この日は、たまたまお誕生日会のイベントで「お化け屋敷」が行われていて、さくら組の子どもたちが私たちの手を引いてお化け屋敷を案内してくれました。
どんなお化けが出てくるのかと思いきや、暗闇から現れたのは、な・な・なんとクマのぬいぐるみ!!手を引いてくれた園児も含めて、かわいらしさ満点のお化け屋敷でした。
最後は、れんげ組さんの教室に入って保育体験をさせていただきました。しばし童心に却って園児と遊ぶ生徒の顔は、あっという間に緊張が解け、笑顔に変わっていました。
林事務長さんはじめ「はぐみの森保育園」の職員の皆様、そしてかわいらしい園児のみなさん、忙しい中、快く見学を受け入れ、貴重な体験をさせていただき、誠にありがとうございました。
(追記)
「笑顔が子どもを育てる」とは、ある有名な発達心理学者の言葉ですが、短い時間の中、出迎えてくれた事務長さん、主任さんはじめスタッフの皆さん、そしてかわいらしい天使たち…園のそこかしこで素敵な笑顔に出会えた…そんな印象をもった見学でした。
2024年08月07日
8月7日(水)13:30~ 放課後等デイサービスの活動の一環として可児市土田にある日本ライン花木センターの職場見学に行ってきました。
日本ライン花木センターは、植木売り場や花苗場、大温室やイベントホール、そして資材売り場などからなる総面積4万平方メートルという広大な敷地面積を誇る東海地区最大級の園芸専門店です。
はじめに出迎えてくださった三好店長さんから、花木センターの成り立ちや歴史、取扱商品やテナントなどの概要について、資料に基づいて説明をしていただき、その後、店長さんの案内で、センター内を案内していただきました。
今日も可児市内は、熱中症警戒アラートの出されていて、温室に入るとそれだけで額から汗が噴き出すほどの酷暑日でした。
そんな中でも、手を休めることなく作業を行う職員の皆さんの姿から、働くことの厳しさのようなものが伝わってきました。
暑いからと言って水やりを手抜いててしまえば、小さく弱い存在である植物は、ひとたまりもなく枯死してしまいます。9時と15時の水やりは欠かせないそうですが、歩くだけでも大変な広い敷地だけに大変な作業であることが容易に想像できます。
見学の最後に20分間の自由見学がありましたが、やはりアライグマのゾーンが一番人気でした。予期せぬ集団から、餌をもらえたハプニングに大喜びのアライグマたちでした。
今日の一言:「こんな暑い日に、たくさん餌をもらえて、ラスカル、助かる!!」