2025年06月10日
6月10日(火)10:30~学院小学習室において、物流の第一線で活躍する和田先輩を講師に招き、職業講話(3)を実施しました。
在学中から車に興味のあった和田先輩は、令和4年3月、令和さくらを卒業と同時に、年商1,500億円を誇る物流の大企業「ハマキョウレックス」の小牧営業所に就職し、今年で3年目を迎える令和さくら高等学院の栄えある一期生です。
和田先輩の具体的な勤務内容は、会社から支給されたトラックを操り、犬山にある物流センターから近辺のファミリーマートに、指示書通りに商品を配送するお仕事です。
弁当やパンなどの商品を、過不足なく時間通りに各店舗に届けるかことが重要な任務ですので、荷積みの際には、積む順番を間違えないように、また、高く積み過ぎて倒れることのないように、神経を使って作業をします。
荷下ろしの際も、人とぶつかったり、荷崩れしたりしないように、慎重かつ丁寧に運ぶことに心がけているそうです。
この仕事で辛いと思うのは、朝5時に出社しなければならないため、毎朝4時起きだという点で、正直、冬はきついということです。また、物流には365日休みがありませんので、盆も正月も関係なく勤務があったのは、入社したての頃は辛いと感じたそうです。
ただ、それにも馴れルーティーンになってしまえばこちらのものです。今では、初任給の倍の給料を手にし、優秀社員として会社から3ピースを2着支給されるなど、めきめきと頭角を現している和田先輩です。彼の口利きで学院から3名の生徒が、ハマキョウでアルバイトできているのも、ありがたい限りです。
そんな先輩の高校時代はと言えば、サッカー部のキャプテンとして仲間を鼓舞しつつ、和を大切に活動してきたのが、3年間の学院生活の中心でした。サッカー部で培った体力と根性が、ハマキョウでの勤務に役立っているのは間違いなさそうです。
中学時代の彼の恩師たちにその話をすると、「3年間サッカーを続けたということだけでも奇跡だ」と皆、目を丸くします。
また、課題追究のマイプロとして取り組んだ小型船舶免許を16歳で取得し、在学中から浜名湖海洋研修で、仲間を後部座席に乗せ、マリンジェットで浜名湖を疾駆する姿は、今でも令和さくらの伝説として語り継がれています。ハマキョウレックスへの就職が決まって必要となった自動車運転免許も、彼は学院の隙間時間を使って勉強し、在学中に取得しています。
講話後の生徒の感想から―――
「この仕事は基本一人でやるため、人と話す必要がないので、独りでいることの好きな人に向いていると思います。」という先輩の話を聴いて、自分に向いている仕事だとは思いましたが、ただ…、早起きが苦手な私には、ハードルが高いのかもしれません。
和田先輩、本日はお忙しい中、わざわざ休暇を取り、学院まで出向いてくれて、ありがとうございました。
海洋研修で会えるのを楽しみにしています。
2024年12月04日
12月2日(月)朝礼および終礼において、スクーリング中に学院に届いていた採用内定通知書を学院長より生徒本人に手渡しました。
3年生のYさんは、可児市塩にある村の木清福会 はぐみの森保育園への採用が内定しました。夏休みに実施された就労準備型放課後等デイサービスによる職場見学で、保育の仕事に目覚めたYさんは、1週間の実習および採用試験を経て、今回の内定に至りました。
4月からは、同保育園においてかわいい子どもたちの保育補助や給食の調理補助を行う予定です。
同じく3年生のSさんには、ロジスティード中部株式会社からの採用内定通知書が届きました。家から通えるということを念頭に、求人票を検索する中で、仕事内容も気に入ったこの会社で、職場体験させていただき、採用面接を経て、今回の内定に至りました。
彼女も4月から、同社犬山営業所において、主に冷凍食品などの梱包やピッキングの仕事に従事します。
4月に向けての抱負を二人に聞くと…
Yさんは、「子どもたちが笑顔になれるような保育ができるようにがんばりたいです。」と
Sさんは、「早く仕事に慣れ、休まず勤務できるようにがんばります。」と、
共に笑顔をキラキラと輝かせながら答えてくれました。
少し先になりますが、4月から社会人になる二人の未来が、いつまでもキラキラと輝き続けることを祈念します。
2024年09月18日
9月18日(水)10:30~12:00 放課後等デイサービスの活動の一環として、愛知県犬山市中道にある(株)ハマキョウレックス中部支社 小牧定温センターに職場見学に行ってきました。
ハマキョウレックスは、名古屋~中津川エリアにある370店舗のファミリーマートに弁当やパン、チルド製品を配送する一大物流センターです。
というより、「一昨年卒業したW先輩のが務める会社です」と言った方が分かりやすいかもしれませんね。今日の見学会は、資料の準備から案内に至るまで、W先輩の主導で進められました。
先ずは、施設内を見学させていただきました。
施設内は写真撮影禁止の為、お見せできませんが、始めに案内されたチルド庫は、常時+5°Cに設定されていて、涼しいというのを通り越して、冷蔵庫の中のような冷たさでした。外は今日も季節外れの猛暑日でしたが、ここは全くの別世界です。
二番目の部屋は弁当庫で+20°Cに設定され、三番目の部屋は常温庫で、三つの倉庫には、それぞれの温度にふさわしい品物が置かれていて、配送先の店舗からの指示通り荷物をピッキングし、バットに収めてトラックに詰め込みます。
見学から戻り、会議室で質疑応答を行いました。いつもの職場見学と違い、質問する相手がかつて知りたる学院の先輩だからか、いつもよりも活発に質問が出されたのが印象的です。
その質疑応答から、
・1日に午前10店舗、午後10店舗の20店舗ほどを回る
・1日に130km~200kmくらい走行する
・給料は走行距離ではなく時間によって決まる
・月に45時間くらいの時間外勤務をしている
・もともと車が好きでトラックの運転をしたいと思っていた折、サーバントの千住社長さんの取り
計らいでハマキョウレックスに入社できた
というような具体的な話が聞けました。
思い起せば5年前、人前に出て話すことが大の苦手だったWさんが、こうして後輩に向け、自らの仕事について堂々と説明する姿を目にすると感慨ひとしおです。
大石課長さんによれば、Wさんは今では、新人ドライバーさんの採用面接に同席するほど、上司からの信頼も厚いそうです。
後輩の質問に真摯に答えるWさんを見ながら、学習に対する苦手意識があり、1年次にほとんど自分では進められなかった学習を、運転免許が早く取りたいからと、3年次には誰よりも早く課題を終えていた彼のことを思い返しています。
自分の好きや強みが突き抜けるとき、人は大きく成長するのだなあっと、改めて感じた職場訪問でした。
お忙しい中、大勢の見学を快く受け入れてくださった大石課長さんはじめハマキョウレックスの職員の皆様、そしてW先輩、今日は本当にありがとうございました。
(追記)弁当庫を見学した時、バットに貼られた行先のラベルに「ファミリーマート今渡鳴子店」とありました。あなたが今、手にしたパンは、もしかしたら、先輩が配送したものかもしれません。
2019年12月12日
特別な支援が必要な生徒のための通信制の高等学校である明蓬館高等学校のサポート校が令和さくら高等学院です。不登校や支援学級や特別な支援が必要な生徒にも入学可能であり、高等学校卒業資格がとれる通信制のサポート校が可児市今渡に開校しました。
下記のように、学校説明会を開催します。学校の先生はもちろん、保護者・生徒の参加も大歓迎!今回の説明会に参加していただければ、入学のために必要な力から、学費、入学後の学校生活まで具体的に理解していただくことができます。当日は、参加者からの質疑応答の時間も設けます。
通信制高校と言っても様々です。本校は以下のような生徒に対して、医療機関や福祉サービスと連携を図りながら、特別支援に長けた専門の職員が個別に丁寧に指導を行い、卒業からその後の進学・就労まで支援する学院です。(登校は、原則月火木金の4日間10時~15時)
○療育手帳の有無は関係ありません。「高等学校卒業資格」が欲しい本人が意欲的な生徒
○集団の中では十分に力が発揮できないが、個別の支援を行えば力が発揮できる生徒
○高校入学後、中学校の学び直しから、しっかりと学習支援をしてほしいと思っている生徒
○支援学級在籍や不登校など、内申書の成績が悪いために通常の高校の受験が難しい生徒
○通常の通信制高校では、学費が高いために進学をあきらめようか迷っている生徒
○WISCなどの発達検査(知能検査)の結果を活かした専門的な指導を求めている生徒
○医療と福祉と連携して、一人で生きていくための社会性も身につける必要のある生徒
〇特技や趣味を生かして(ITや芸術・動物好き等)将来の仕事に結び付けたい
〇LD(学習障がい)やASD(自閉症スペクトラム・アスペルガー症候群)等の発達課題があり、配慮や補助がしてほしい生徒
令和さくら高等学院 副学院長 山内康彦
日 時:1回目 令和元年12月13日(金)19時00分~21時00分
2回目 令和2年1月13日(月祝)10時00分~12時00分
3回目 令和2年3月23日(月) 16時00分~18時00分
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